先週10月19日からAmazon Music HDで空間オーディオ音源(360 Reality Audio・Dolby Atmos)の配信が始まりました。
ただ、どうやら執筆時点だとWindowsのデスクトップアプリでは対応していないみたいです。
若干無理やりですが、Windows環境でもAmazon Music HDの空間オーディオを楽しむ方法を書き出してみます。
スマホよりPCオーディオ環境の方が整ってるのでPCで聞きたい
これは個人的なオーディオ環境の話ですが、私としてはWindows PCでDACやバランス接続環境を整えてるので、どうせなら最高音質の環境で試したかったという経緯があります。
また空間オーディオの特性上、バランス接続の効果が発揮されるのではないかと期待していて、唯一バランス接続で聞けるPCで何とか聞けるようにしたかったです。
公式のデスクトップアプリは現時点で未対応
Amazon Music HDのWindows版デスクトップアプリは、サービス内のハイレゾ音源や排他モードなど最高音質で聞くためには必須アプリなのですが、現時点では空間オーディオの360 Reality AudioとDolby Atmosには対応していません。
最新バージョンにアップデートして、ライブラリの再読み込み等しても効果なし。
公式サイトの文面では下記の文面しか記載がないので、やはり現状対応はなさそうです。
iOSまたはAndroid版Amazon Musicアプリで任意のヘッドホンを使って再生できます。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=G8GRF4QSPBWNWJBZ
ちなみにPCブラウザでもAmazon Music HDは使えるのですが、こちらも空間オーディオは対応なし。そもそもハイレゾ音源などもブラウザ版だと聞けないです。
WindowsでAndroidアプリ版のAmazon Music HDを動かしてみる
現状iOS・Android版アプリでしか空間オーディオが使えないみたいなので、Windows上でAndroidアプリを動かせるBlueStacksを使って空間オーディオ音源を聞けるか試してみました。
WindowsでAndoroidの仮想環境を立ち上げるソフトウェアは色々あるのですが、私はBlueStacksを利用しています。ちなみに今だとWindows11の標準機能でもいけるかもですが、アップデートしてないので分かりません。
BlueStacksのインストール手順や使い方は割愛しますが、実際にBlueStacksでAmazon Music HDアプリを立ち上げてみた結果です。左がBlueStacksで曲ごとの「HD」などの表示箇所に「360」の表示が入ってます。(右のデスクトップアプリは360表示されてない)。
こちらはオーディオ品質の画面。BlueStacksの方では360 Reality Audioで表示されています。
結果、Windowsでも空間オーディオで再生された
BlueStacksを使ってAndroidアプリ版で聞いてみましたが、しっかり空間オーディオで再生されていました。DAC+バランス接続で聞くと、左右の分離性能が上がってより音の位置が定まって聞こえる印象です。スマホのヘッドホン直挿しやBlutooth接続のイヤホンとはやっぱり音質が異なり、空間オーディオのバーチャルサラウンドや空気感の表現をより感じます。
Dolby Atmosは動作しないっぽい
しかし、360 Reality Audioは問題ないのですが、Dolby Atmosは上手く動作しないみたいでした。BlueStacksの問題なのか、筆者環境の問題なのかは不明ですが、Dolby Atmos対応音源は通常音源で再生されてしまいます。
映画のサントラなどはDolby Atmos音源が多いので少し残念。
おすすめのバランス接続対応USB DAC
ちなみにUSB DAC+バランス接続の登竜門としてオススメなのはFiioのK3。
値段が手頃で直挿しより明らかに音質・音圧が上がるので1台目としてオススメです。
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